13日は女神サラスワティのプージャが行われました。
9日間にわたって行われたナヴァラートリ、3人の女神様(ドゥルガー、ラクシュミ、サラスワティ)を祀るお祭りの最終日です。
サラスワティは知識を象徴する女神様。
知識が形となったものである「本」を神棚に供え、プージャが行われました。
写真の後ろに山積みになって布がかけられているは私達の大切な本達です!
サラスワティはどんな女神様?
サラスワティは白いサリーをまとっています。
白い蓮の花の上に佇み、そばには白鳥がいます。
サラスワティについては教育の母として、ヴェーダーンタ入門でも触れています。
4-1. ブラフマチャーリ アーシュラマ - ब्रह्मचारि आश्रम
白はすべての色から自由な色。
それは、「知識」を象徴しています。
こんな時ありませんか?
新聞や本を読んでいるとき、頭にスーッと入ってくる。
今まで解けなかった問題が急にクリアになった。
人の話を集中して聞くことができた。
自分の考えがうまく伝えられた。
ひらめいた!
そんな時、知識の女神であるサラスワティの存在があります。
サラスワティは、インドの占星術ジョーティシュでは、第2室の守護神でもあります。
2室は、ワーク スターナ。スピーチ、言葉の室です。
ヴェーダの聖典では、良い言葉を話すことは、タパスとして人びとが練習すべきこととされています。
その言葉を口から出すかどうか、OKを出すのは自分自身。
真実を話す。
わかりやすく話す。
聞く人にとって心地よい言葉を話す。
意味のあることを話す。
良い言葉を話すことはサラスワティへのワーシップ(崇拝)につながります。
人を成熟に導くことが出来るのは、お金でも名声でもなく、知識のみ。
私達にはサラスワティの祝福が必要なのです。